折り紙の鶴とバリューチェーンとメルカリ
やさぐれ会社員、さらにやさぐれる事案が発生して再び胃がキリキリしてました。
さて、そんなこんなで会社員やめたら何しようって半泣きで考えてました。
今の世の中で簡単に始められることといえば
オンラインショップ!
各社から格安プランでネットショップ構築のプランが出ています。
アマゾン、楽天、クロネコさん…無料のとこだとBASEなどなど。
どうやら「店を構える」って事自体は簡単そうです。
じゃあ。
そう、何を売るか、です…。
実は最近は本当にすごくって、売るものすらネットで簡単に手に入るんですね。
「小売 卸」
とかで検索すると小口で現金でしかもいちげんさんでも買える卸のお店がたくさん出てきます。
って事は売りたいものさえあれば本当に少額からでもネットショップが開店できるんです!
すげえ。
…しかし、この話には当たり前ですがオチがあって生活雑貨類だと原価率60パーセントくらい(WEBサイトから推定)のため、ひじょーに利益を生みにくいのです。ちなみに、アマゾンの出店サービスだと月額約5000円(2018年3月現在)、生活用品は売り上げあたり15パーセントが手数料になるので、100-60-15=25パーセントから先ほどの月額手数料やらアマゾンさんへの納品配送料やら梱包やらウエブサイトの維持費やら広告費をまかなって初めて手元にお金が残るのです。
めっちゃ工夫してかつちゃんと売れても利益が10パーセントも残らないと思う…ここから自分の取り分やら税金やら…あああ
って事で有りものを卸してもらうのは低リスクな代わりに低利益だな、と次に考えたのが、自分でなんらかの付加価値を付けて売る!
そう、バリューチェーン的な考え方です。
バリューチェーンって、例えばお米をお米として売るのではなくて、炊いてご飯にしてさらにはおにぎりにしてみたりして元々のお米に価値を付けてその分お値段を付けて売るって事です(雑)。
じゃ、自分で何か付加価値つけられるものないかなー
そうだ!折り紙!!
紙→折る→加工品の出来上がり!
なんて素晴らしいバリューチェーンではなかろうか。しかもorigamiとか英語にもなってるっぽいし。こりゃいいんでないかい??
早速アマゾンで検索すると素敵な千代紙で折られたものが3000円くらい。
ただの千代紙が3000円!
すげー!
って思ったんですね。これは紙の仕入れとかうまくやれんじゃね?って。
少しワクワクしてきました。折り紙じゃなくて紙で仕入れて正方形に切ればきっと安いし、カサ増ししつついい紙使ったやつも入れればボリュームもでるし、とか色バリ作れるんじゃね?とかとか。
あっ、でもアマゾンだけじゃなくてメルカリ確認してみよーってメルカリ開いて上記のウハウハは吹っ飛びました。
な、なんと約10分の1のお値段だったのです…1羽1円とか!!紙代どころか送料だって出やしないっ!どーゆー事なんや??みんな折り紙万引きして作ってるのか?家にタダで働いてくれるコビトでもおるんかっっ??
と、これは勝ち目がないな…とガッカリしつつでもなんでこんな安いのか不思議で不思議でポロっと同僚にこの話をしました。
すると
「それ絶対リサイクルだってば」
えっ…あっ!そうか、そういうことか!!!
お見舞いとかでもらったやつを解体して売ってるのか!!
という仮説にたどり着いたところでメルカリやっぱすげーなという思いに至ったのでありました。